『(the) Gnorp Apologue』レビュー|癒し系ピクセル放置ゲームの魅力とは

概要
2023年12月にSteamでリリースされた『(the) Gnorp Apologue』は、岩を削って資源を集める小さなグノープたちを眺める、癒し系の放置型インディーゲームです。
開発はMyco氏による個人制作ながら、発売からわずか1か月で12万本を突破し、Steamでは「圧倒的に好評」の評価を獲得。
味わい深いピクセルアートとLo-Fi調の音楽も魅力で、日本語にも対応しており、誰でも気軽に楽しめる作品となっています。

※本記事内のスクリーンショットは『(the) Gnorp Apologue』より自分でプレイして撮影したものです。
© Myco
ゲーム紹介
プレイヤーは、グノープ(Gnorp)と呼ばれる小さな生物たちを指揮し、中央にある巨大な岩を少しずつ削っていきます。
削った岩から得られるカケラを使い、新たな施設を建てたり、グノープを雇ったり、効率化のための強化を施したりすることで、拠点はまるで村のように発展していきます。
本作は完全な放置型ではなく、資源の使い道や建設の順序など、プレイヤーの判断によって進行効率が大きく変わる“半放置+戦略”型のゲームです。
プレステージによる強化やタレントシステムなど、周回要素も充実しており、長く楽しめる仕組みが整っています。



プレイ感想
最初は、ただ岩を掘ってカケラを集めるだけの単純なゲームかと思いきや、グノープの増加や施設の建築、タレントの解放などにより、少しずつ効率が上がっていくのがとても気持ちいいです。
放置しながら進められる一方で、定期的にプレイヤーの判断が求められるタイミングがあり、ちょっとした戦略性も感じられます。
そして何より、グノープたちの動きがとにかくかわいい! 何もしていないときでも、ずっと眺めていられる癒し系の魅力が詰まっています。
気になった点
- プレイの進行スピードが比較的ゆるやかなため、序盤はやや単調に感じるかもしれません。
- アップグレードの分岐やビルド選択の自由度は控えめで、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
- 実績要素や新タレントの開放には複数回のプレステージが必要なため、やり込み要素を好む人向けの内容になっています。
おすすめ対象
- 放置系やインクリメンタル系のゲームが好きな人
- ピクセルアートやミニキャラの動きに癒されたい人
- 作業中にゆるく進められるゲームを探している人
- コスパ重視で、気軽にインディーゲームを楽しみたい人(価格は720円とお手頃)
総評
『(the) Gnorp Apologue』は、放置系ゲームの良さを活かしつつ、見て楽しい・癒される要素をぎゅっと詰め込んだ良作です。
グノープたちがわちゃわちゃと働く姿は眺めているだけでも癒され、まるで自分だけの小さな工房を育てているような気持ちになります。
コアゲーマー向けというよりは、日常の合間に楽しめるリラックス用のゲームとしてとてもおすすめです。
インディーゲームの中でも、埋もれさせておくにはもったいない一作です!
『(the) Gnorp Apologue』のSteam公式ダウンロードページはこちらです👇
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